その昔、神宮球場に野球観戦に行き
マジでビビったことがある


チケットを購入しようと
チケット売場に並んでいると

売場のすぐ横から

パンチパーマの似合う
なんとも香ばしいお兄さま…

パチンコ屋の新装開店の列の先頭に
開店時間間際に横入りして来るような

そんな風体の方が
自分に向かって手招きをしている



「お姉さん、お姉さん」



へ?
自分ですか?



「良い席あるよ。安くするよ」



はへ!?




そう、その昔
ダフ屋と呼ばれたその筋の方が

チケット売場の脇で
平然と営業(?)をしていたのである



野球観戦にせよ
プロレス観戦にせよ

最寄り駅から
会場に向かう間

そこかしこから聞こえる

「チケット余ってない?」
「余ってたら買うよ〜」

という、低いダミ声


ある意味、
この掛け声とこの光景が

会場へと足早に向かう
そんな乙女の胸の高まりを

より一層、引き立たせてくれる


今、思い出すと
そんな役割を担っていたのではないか


あの声を聞き
おの風体を目にすることで

グッと気持ちが高まったのは
自分だけではあるまい












で、本日のお題は

皆さんが日々
悪戦苦闘をされているチケットの問題



興行を彩っていた
ダフ屋という名の方々が消え

最近、勢力を増して来たのが
ヤフオクやチケキャンなど

ネットによる転売という手法


是非、こちらを見て欲しい


































もはやプラチナチケットと化した
三浦大輔の引退試合

売りに出されている最高額
なんと…198,000円


20万円でなく

19万8千円としているあたりに
売り手側の心遣いが読み取れよう



ブワッハッハ





ではそもそも、こんな高額で
チケットを転売する行為

果たして合法と言えるのであろうか?






















早い話、合法なのである
決して法に触れるものではない


なぜか?


法律が禁じているのは

転売することを目的として
チケットを購入し…転売をする行為


行くつもりで購入した
三浦大輔引退試合のチケット

急な予定が入ってしまったため
泣く泣くチケキャンへ


定価で売ろうが
10倍の値段を付けようが

そこに違法性は見いだせないのである


何故なら、購入当初は
「行くつもりだった」から


ここでもし
声を大にして違法だと叫ぶのであれば

始めから行く気がなく
転売目的で購入したことを

証明出来なければならないのだ



嘗て、ダフ屋と呼ばれた
おじさま方のように

興行へ向かう方々から
何枚ものチケットを手に入れ

それを数時間後に
不特定多数の方々に販売するところ

張り込みの上で
現行犯でお縄にしない限り


その罪を炙り出すことは出来ないのだ




せめて、この手のサイトで
転売出来るチケットの上限金額を

正規のチケット代金に
プラス20%程度

発券手数料や
チケットの発送手数料見合い

その程度までなら認めることとして


正規の代金を大きく超えるような
そんな出品、金額の入力

出来ないようにするのは
システム的に難しくはないのではないか




…も、


厳しい条件を設定すると
出品者が減る

出品数が少なければ
閲覧者が減り、運営に支障をきたす


ある意味、運営サイドにとって
転売厨も必要悪ということになるのか…







業界においては
どんな形でも転売は許さない

厳格な姿勢と
厳格なシステムを構築する

そんな興行も増えつつある



しかしながら
消費者の立場からすれば

急用でどうしても行けなくなった
楽しみにしていたチケット

せめて、どなたかに託したい
多少なりとも代金は戻って来ないか


逆に言えば
どうしても行きたい興行

どなたか、行かれなくなった方
チケットを譲って貰うことは出来ないか


そんな思いが
あちこちに存在するのは確かだろう








結局のところ

そこに愛は存在するのか
売り手と買い手に誠意はあるのか

性善説にたち
見守るしかないということか




チケットが1000円で投げ売りされるのも
198,000円の高値がつくのも

需要と供給
養分と皇帝

買い手に回るより
売り手に回れ


そんが資本主義の原則というものか







立ち飲み屋で飲むビールが380円
これがハマスタだと700円

そう解釈すれば
多少の納得はできよう





多少ではあるが…












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